創業50年 和菓子文化を我孫子から

我孫子の福一ならではの地域への取り組み

昭和41年千葉県柏市で先代敏一が、お店1坪、工場1坪の朝生菓子店「福一」を創業。
10年間がむしゃらに働き我孫子市湖北台へ移転しました。
その後すぐに自家製餡をきっかけにして和菓子屋への転身を図りました。
先代敏一は地域貢献の一環として我孫子の銘菓を作る事に熱心に取り組み、そして誕生した銘菓が
「文学焼」と「手賀しぐれ」。我孫子市ふるさと産品として我孫子のお土産として喜ばれています。
現在の店主尚史になってから「和菓子を通して我孫子の名を全国へ広めよう」をスローガンに、
我孫子に因んだ銘菓を10種類まで増やしました。
贈答用の和菓子詰め合わせや手提げ袋、栞にいたるまで「我孫子物語」として
我孫子にしかない和菓子を提供しています。
贈答品に限らず、お団子大福や茶席菓子など
「季節を彩る和菓子専門店」として地域に根付いた親しみやすい和菓子も提供しています。
都内のベッドタウンとして栄えている我孫子のなかで、唯一の自家製餡和菓子店。
腕も味も全国レベルの「菓子工房 福一」は皆様のおかげで50年の歴史を刻んでまいりました。


50年の蓄積と挑戦

 福一創業時の道具は銅鍋ひとつから始まりました(写真)和菓子は電気も水道もない時代から作られているので、銅鍋ひとつあれば餡も作れて、腕と技術で様々な和菓子を拵えることが出来ます。
 現在は最新の設備で安心安全な商品を製造していますが、未だに職人の勘に頼る仕事が多く残っています。後生に伝えるためレシピもデータで残し、按配も数値化。お菓子の形などは木型などを用いています。
 しかしながら、手づくり感と和菓子をひとつひとつ作る真心は失いたくありません。和菓子の基本である豆を炊くところから手を抜かず、手間を惜しまずまだまだ福一の歴史を刻んでいきます。
 味の基本が出来ているからこそ、さらに包装やパッケージにもオリジナリティーを出して我孫子の知名度を上げていきたいと思います。

楽書家 今泉岐葉氏とコラボ、 地域の和文化交流

同じ地域で活躍する今泉岐葉氏の特徴的な書で『あびこの散歩道』をパッケージリニューアル。言葉のイメージに合わせて筆文字を表現する、伝統書道とアートをプラスした書道。又、その遊び心で書を楽しむスタイルを総称して、「楽書」と名付けた。「岐葉の楽書塾」を開講している。カルチャーセンター講師も。日本デザイン書道作家協会正会員。写真と書のコラボ、英語と漢字を合体させたE漢字(イー漢字)など、自由な書の表現を開拓中。
店舗ロゴや看板などのデザイン制作や、インテリア書、書道パフォーマンスなど活動は幅広い。バイクに乗って旅先で書を風景とコラボするという、独自のスタイルを生み、バイク雑誌に連載中。

我孫子にちなんだ和菓子

おおばん

我孫子市の鳥「おおばん」をイメージしたチョコ饅頭。コクのある渋皮栗ひと粒入っています。

里のつつじ

我孫子市の花「つつじ」をイメージした桃山饅頭。種あり梅がひと粒入っています。

欅のしずく(けやきのしずく)

我孫子市の木「けやき」をイメージした小倉羊羹。十勝小豆をぜんざい風に練り上げ栗を入れてしずく状に象っています。

文学焼

我孫子で執筆活動を行っていた白樺派の文人達に思いをはせた福一の看板商品。我孫子市ふるさと産品認定品

あびこの散歩道

白樺派が異国の文化を紹介したように、我孫子から新しい味を広められるよう和洋折衷菓に仕上げました。

手賀しぐれ

手賀沼の水紋に見立てた京風和菓子。創業当時からかわらない美味しさです。我孫子市ふるさと産品認定品

鯛最中

昔、手賀沼では鯉漁が盛んでした。いつまでも手賀沼の自然美が続くよう願い、鯉の形をした最中を作りました。大きな求肥入り。

五本松最中

手賀沼の畔にある市民の憩いの場の五本松公園。松葉を模した手作り最中です。パリパリとした食感が美味しさを引き立てています。

らがーまん

我孫子を拠点に活躍するラグビーチーム「NECグリーンロケッツ」。ラガーマンを讃えてラグビーボールを模したスイートポテト饅頭です。




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